日本の重賞勝ち馬シーキングザベストがベネズエラのカラカス近郊にあるグランダービー牧場で繋養されることになった。これまではカナダ・オンタリオ州のコールブルックファームスタリオンステーションで繋養されていた。
シーキングザベストは現在11歳。父がシーキングザゴールド、母と半兄が重賞勝ち馬、母の半兄が1993年ケンタッキーダービー優勝馬シーヒーローという血統。
【補足】
シーキングザベストはアイルランドから輸入された外国産馬。ダートで連勝続きで期待されたものの重賞2着の連発で足踏みし、G1では明らかな力不足を露呈。結局重賞勝ちは武蔵野Sのみという現役時代でした。とはいえ22戦16連対は立派な数字ですね。
引退後はヒルンデールファームというケンタッキー州の有名牧場で種牡馬入りしたのですが、2シーズンのみ過ごした後、カナダに移動。そのカナダでの生活も2シーズンのみでベネズエラに移動することになりました。
昨年が初年度産駒デビューで産駒初勝利はタレコミニュースでもお伝えしましたが、昨年の北米新種牡馬ランキングは52位と、お世辞にもいいとは言えない立ち上がり。それで見切られたわけではないとは思いますが……。
ベネズエラはパートII国と、南米主要国よりは格が落ちる位置づけですが、アメリカの重賞を勝てるベネズエラ産馬もいるので、弱小国ではないです。ダートの短距離からマイルがメインのようで、マイル以下が主戦場だったシーキングザベストには合っていそうですね。日本にも活躍が伝わる産駒が現れることを願います。
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