2011年のワールドサラブレッドランキングが発表され、1位は英国のFrankelで136のレイティングが与えられました。136は2009年のSea The Starsと並ぶ今世紀最高。2位は豪国最強スプリンターのBlack Caviarで、132は短距離部門の史上最高評価です。3位はCirrus Des AiglesとDanedreamの128。今年は米国馬が上位に少ないのが特徴で、20位内は124のDrosselmeyerなど2頭のみ。最高が124というのもランキングに参加して以来の最低みたいです。
日本馬の最高は有馬記念のオルフェーヴルで17位タイの123でした。菊花賞は別に122の評価が与えられてて、これは長距離部門で世界2位です。このほか、トーセンジョーダン、ヴィクトワールピサが122、アーネストリー、ダークシャドウ、トランセンドが121でした。ブエナビスタは120。
2歳馬はハットトリック産駒のDabirsimと英国馬Camelotが119で分けあいました。ただ、この数値は1978年に前身のレイティングが開始されて以来、最低だそうです。
レイティングの対象レースや詳しいランキングは元ネタURLか、JRAの発表で。上位馬の対象レースのYoutube動画のアドレスは以下のとおり。
Frankel サセックスS(最強古馬マイラーに5馬身差圧勝)
http://www.youtube.com/watch?v=Iicnjw_U6Qc
Frankel クイーンエリザベス2世S(中団から差し切りの新境地)
http://www.youtube.com/watch?v=3JCyXYAFFrY
Black Caviar ニューマーケットH(牝馬で58kgでほぼ馬なり圧勝)
http://www.youtube.com/watch?v=H4_Qurl05YM
Danedream 凱旋門賞(日本語実況、勝ち馬間違える)
http://www.youtube.com/watch?v=xBmhTr_O1X0
Cirrus Des Aigles チャンピオンS(So You Thinkとの叩き合い)
http://www.youtube.com/watch?v=eHg4zELIqKI
レイティングの見解については英紙ガーディアンのブログが詳しいです。
http://www.guardian.co.uk/sport/blog/2012/jan/10/frankel-world-thoroughbred-rankings-2012
見解をいくつかピックアップすると
・Frankelは数値上はDancing Braveの141より下だが、集計基準が違うだけで、能力は最強馬たちと同じ域にある。
・2歳馬の評価が最低だけど、Bagoみたいに3歳でG1を3勝したりするので気にするな。ただ、個人的には首位の2頭よりHarbour Watchのほうが伸びると思う。
- ネタ元のURL
- http://www.horseracingintfed.com/resources/2011Rankings/2011_WorldRankings.asp