現地時間17日、英・
アスコット競馬場で行われたゴールドC(4歳上、英G1・芝20f)は、日本から
イングランディーレ(牡5、美浦・清水美波厩舎)が出走したが、9着に敗れた。
ヴィニーロウ
Vinnie Roeが取り消し、13頭立てで行われたレースは、
イングランディーレがスタートから押してハナを切り、道中は
天皇賞・春のような大逃げをせず、後続に2馬身ほどの差をキープしながら1、2番手で最終コーナーに入ったが、追い出してからは伸びず、失速。勝ち馬から約36馬身差の9着に敗れた。勝ったのはL.デットーリ騎手騎乗のパピノー
Papineau(牡4、英・S.ビン・スルール厩舎)。勝ちタイムは4分20秒90(良)。1.1/2馬身差の2着にウェスターナー
Westerner、2.1/2馬身差の3着にダラシム
Darasimが入った。昨年の勝ち馬で1番人気のミスターディノス
Mr Dinosは6着だった。
勝ったパピノーは父
Singspiel、
母Early Rising(
その父Grey Dawn)、兄にシルヴァーペイトリ
アーク Silver Patriarch(英セントレジャー-英G1)がいる血統。3歳の昨年4月に仏・A.
ファーブル厩舎から仏・
サンクルー競馬場でデビューし、2戦目に同競馬場の芝2400m戦で初勝利。続く準重賞(芝2400m)を勝つと、仏ダービー(仏G1)に出走。ダラカニ Dalakaniから14馬身差の5着に敗れていた。同レースで昨シーズンを切り上げ、ゴドルフィン所有、S.ビン・スルール厩舎所属となった今年は英・
グッドウッド競馬場の一般戦(芝12f)で始動。2着に2.1/2馬身差を付け快勝すると、ヘンリー2世S(英G2・芝16f)では、今回1番人気に推されていたミスターディノス
Mr Dinosを1.1/2馬身抑え初重賞制覇を飾っていた。今回の勝利がG1初制覇となり、通算成績は7戦5勝。