好素材揃う秋の阪神開催。先陣を切って土曜5Rの芝マイル戦でデビューするのがシグルーン(牝=宮、父アイルハヴアナザー)だ。7日の最終追い切りが圧巻。坂路併走で4F52秒7〜1F12秒2の切れ味。しかも余力残し。1週前追い切りには今回手綱を取るM・デムーロが騎乗し、同じく坂路で4F52秒5〜1F12秒8と鞍上も切れる脚は確認済みだ。
宮師は「最終追い切りは馬場の荒れた時間帯でもしっかり動けていた。走るね。デムーロもこの馬のことは“気に入ってる”と言ってくれている」と笑む。母ワルキューレは4勝。11年には格上挑戦でエリザベス女王杯に挑戦しスノーフェアリーの6着に健闘している。「新馬戦はもちろん、先々まで期待できる馬だと思う」と指揮官は夢を膨らませる。新種牡馬アイルハヴアナザーの“切り札”となるか。馬名シグルーン(Sigrun)は北欧神話に登場する複数の半神(ワルキューレ)の1人。
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