エディ・タウンゼントというボクシングの名トレーナーがいた。
技術よりもハートを教え、勝ったときより負けたときに心を配ったという。
ときに忘れられた馬たちを激走させ、大穴を開ける江田照男は
競走馬たちにとってエディ・タウンゼントのような存在なのではと思う。
負け続けて傷ついたプライドを取り戻させ、消えかけた闘争心に再び火をつけ、
いつもはあきらめてしまう場面で勇気を与えたのではないかと。
ネコパンチはここからスターダムにのし上がる馬ではおそらくないだろう。
ローカルチャンピオン的なこの勲章が最初で最後になるかもしれない。
しかし、たとえそうであったとしても、これから毎年日経賞の時期には
関係者や一部のファン、そしてもしかしたら馬自身がこの勝利を思い出すだろう。
チャンピオンベルトをを与えてくれた“名伯楽”のネコポーズとともに。
↓ネコポーズ
http://www.youtube.com/watch?v=8Gi9VFw0CFA