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大種牡馬ダンチヒ、種牡馬引退

  • 2004年07月14日(水) 12時38分
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 13日、91年から93年の米リーディングサイアーで、数多くの活躍馬を出している大種牡馬ダンチヒ Danzig(牡27)が種牡馬を引退することが、クレイボーンファーム(米・ケンタッキー州)により発表された。高齢になり繁殖能力が低下し、種牡馬として交配を行うことが困難になったためで、今年は45頭と交配し26頭の受胎が確認されている。

 ダンチヒは父Northern Dancer母Pas de Nom(その父Admiral's Voyage)という血統で、現役時代3戦3勝という成績を残し脚部不安のため81年引退。種牡馬入りすると、ダンチヒコネクション Danzig Connection(ベルモントS-米G1)、パインブラフ Pine Bluff(プリークネスS-米G1)、ルアー Lure(BCマイル-米G1・2回)、ウォーチャント War Chant(BCマイル-米G1)、チーフズクラウン Chief's Crown(BCジュヴェナイル-米G1)、ダンススマートリー Dance Smartly(カナダ三冠、BCディスタフ-米G1)、グリーンデザート Green Desert(ジュライC-英G1)、デイジュール Dayjur(スプリントC-英G1)など世界各国で数々の活躍馬を送り出した。日本調教馬では、ヤマニンパラダイス(牝12)が阪神3歳牝馬S(G1)を、アグネスワールド(牡9)がジュライC(英G1)を制している。

 後継種牡馬も多く、デインヒル、チーフズクラウン、グリーンデザート、ルアー、ポリッシュプレジデント Polish Precedent、アナバー AnabaaなどがG1馬を送り出し、父系を伸ばしている。中でもデインヒルの活躍はめざましく、本国・英国だけでなく、豪州、日本でもシャトルサイアーとして導入され、世界中で活躍馬を輩出。今年は、産駒のノースライト North Lightが英ダービーを制している。日本では、アジュディケーティングが01年から3年連続で地方のリーディングサイアーに輝いている。

 また、母の父としても、ケンタッキーダービー(米G1)を制したFusaichi Pegasus(牡7)、ダンススマートリーの仔で、00年にカナダクラシック2冠を達成し、日本で初年度産駒がデビューしたスキャターザゴールド(牡7)などを輩出。日本でも有馬記念連覇(G1)などG1・4勝を挙げたグラスワンダー(牡9、父Silver Hawk)、ニシノフラワー(牝15、父Majestic Light桜花賞-G1)、シンボリインディ(父A.P. IndyNHKマイルC-G1)、ビリーヴ(父サンデーサイレンススプリンターズS-G1)、スターリングローズ(父アフリートJBCスプリント-交流G1)などを輩出している。

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