27日の園田競馬10R・兵庫若駒賞(ダート1400メートル)は地元兵庫の12頭で行われ、未勝利馬ながら3番人気に推されたナチュラリー(牡2歳、兵庫、園田・新子雅司厩舎)が先行抜け出しで重賞初制覇を飾った。鼻差の2着に1番人気のスターレーン、3着には5番人気セカンドインパクトが続いた。
ナチュラリーはデビューから2、4着で3戦目で重賞勝ち。未勝利馬による重賞制覇は兵庫県競馬では初めてのこと。下原理騎手は通算重賞44勝目、今年は重賞6勝目。新子調教師は通算重賞13勝目、今年は重賞6勝目となった。次走は交流G2の兵庫ジュニアグランプリ(11月23日、園田)を予定している。
下原騎手(ナチュラリー=1着)「最後は勝ったかどうか分からなかった。挑戦者の気持ちで乗って、ギリギリだけど踏ん張ってくれた。本当によかった」
新子調教師(ナチュラリー=1着)「前々から能力は高いと思っていたので、2戦負けて悔しい思いをしていた。デビュー前に熱発などがあったりしたけど、間隔を空けて体調が戻って強いパフォーマンスができた。次はJRA勢が相手の交流重賞で相手は強くなるが、どこまでやれるのか見てみたい」
田中騎手(スターレーン=2着)「最後はかわせると思ったんだけど…。先行してこそのタイプ。差す形ではこの馬には厳しかった」
松浦聡調教師(スターレーン=2着)「仕方がない。これをバネに今後、頑張ることができれば。負けはしたけど、もっともっと強くなる馬だと思う」
杉浦騎手(セカンドインパクト=3着)「いい位置で競馬はできた。よく頑張って走っている。一走一走、力をつけている。これからが楽しみ」
吉村騎手(キューティハーバー=4着)「結果論だけど、早めに動いた方が良かったかも…」
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