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宝塚記念・ホエールキャプチャ田中師インタビュー/美浦トレセンニュース

  • 2012年06月18日(月) 12時05分
 宝塚記念に出走予定のホエールキャプチャ(牝4、田中清隆厩舎)は、前走のヴィクトリアマイルで、念願のGI初制覇を成し遂げた。宝塚記念に出走が決まった経緯や、ここまでの調整過程など、管理する田中清隆調教師に取材した。

「前走後、安田記念宝塚記念のどちらかへの出走を考えていました。オーナーと相談した結果、安田に行くとなれば、間隔が詰まってしまいますから、ここは秋の競馬を見据えて、男馬の一線級に入って、どういう競馬ができるのかを見てみようということになり、宝塚記念に挑戦が決まりました。

 当歳の時に初めて見たのですが、バランスが良くて、欠点のない馬体をしていました。入厩してきた時も、それが崩れず、バランスは良かったですよ。母父がサンデーサイレンスですし、母系はタレンティドガールチヨダマサコにつながる千代田牧場の血脈ですから、血統的にも期待はありました。ただ、当初は腰が甘いところもありましたから、その点がどうかなと思いましたが、函館に連れていく前に、美浦の坂路を51秒台で上がってきて、その時に新馬戦はおもしろそうだし、走りそうだと感じました」

 その新馬戦は2着だったが、その後、未勝利、芙蓉S(2歳OP)と2連勝し、阪神JFでも2着になるなど、2歳時から頭角を現して、翌年のクラシック候補に名乗りを上げた。しかし、桜花賞2着、オークス3着、1番人気で迎えた秋華賞も3着、古馬と初めての一戦となったエリザベス女王杯は4着と、その実力は認められながらも、とうとうGIに手が届かないまま、3歳シーズンを終えた。

「去年は、惜しいところまで来ていて、なかなかGIを勝てませんでしたので、ヴィクトリアマイルに優勝した瞬間は、やはりスカッとしましたね。

 レース後も順調に来ていまして、1週前追い切りは、芝コースでやりました。もう1頭の馬を後ろから追いかけて、最後は半馬身ほど先着しました。ここまでは、予定通りです。

 3歳時は、まだ心配なところもあって、関西遠征の時は、栗東に滞在させていましたが、環境に慣れるのに2、3日かかるタイプでもありますし、今回は直前輸送でレースに臨みます。今、落ち着きもあって、状態も良いですからね。それに飼葉も食べる馬ですから、大丈夫だと思います。

 私も、厩舎周りの乗り運動には、跨るんですよ。ホエールキャプチャにも、デビュー時から跨っていました。最近は乗っていなかったのですが、先週(取材日は6月14日)、久しぶりに跨ってみましたら、腰も含めて、体全体がパンとして、以前とは全く違って、ものすごく良くなっていました。

 エリザベス女王杯の時は、早めに前を捕まえに行って、最後少しバテた感じがしますので、そのあたりを反省材料にして、競馬をすることになると思います。男馬の一線級相手では、そう簡単にはいかないでしょうけど、少しでも上の着順に来て、秋につながる競馬をしてくれればいいなと思っています」

 牡馬の一線級に入って、紅一点のホエールキャプチャが、どのような走りを見せてくれるのか、注目したい。(取材:佐々木祥恵)

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