12日の前走
ブリーダーズゴールドC(交流G2)で3着した
ビワシンセイキ(牡6、栗東・松田博資厩舎)が、左前屈腱炎を発症していることが判明した。全治に関しては現在不明。近日中に、千歳市の社台
ファームに放牧に出される。
ビワシンセイキは、
父フォーティナイナー、
母オシアナ(
その父Northern Dancer)という血統で、伯父に名種牡馬
Storm Bird(牡26、デューハーストS-英G1)がいる。02年6月から5連勝で一気にOP入りすると、同年の
東京大賞典(交流G1)、翌03年フェブラリーS(G1)では
ゴールドアリュールの2着に好走する。続く
かきつばた記念(交流G3)で初重賞制覇を飾ると、その後も
帝王賞(交流G1)で2着と、ダートの一線級で活躍する。03年12月のとちぎ
マロニエC(交流G3)制覇後は、勝ち切れない競馬が続き、前走の
ブリーダーズゴールドC(交流G2)でも、同厩
タイムパラドックス(牡6)の3着に敗れていた。通算成績は33戦10勝(地方12戦2勝)。
先日、引退が発表された昨年の2冠馬
ネオユニヴァース(牡4、栗東・瀬戸口勉厩舎)に続き、8月に入ってからも、昨年の
菊花賞(G1)馬
ザッツザプレンティ(牡4、栗東・橋口弘次郎厩舎)、今年の
天皇賞・春(G1)を制した
イングランディーレ(牡5、美浦・清水美波厩舎)、今年の
京成杯(G3)2着の
マイネルマクロス(牡3、栗東・中村均厩舎)など、屈腱炎による引退、戦線離脱が相次いでいる。