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秋華賞】美浦レポート~
ミッドサマーフェア 最初の組が終わった頃に馬場の内側で入念に体をほぐし、坂路コースに移動した
ミッドサマーフェアは素軽い動きを披露した。
調教後の関係者の共同記者会見の内容は以下のとおり。
◎
ミッドサマーフェア(吉永護調教助手)
★今日の調教のテーマはどんなところにありましたか。
今日はジョッキーに乗ってもらって感触を確かめてもらおうと思いまして、馬の気持ちに合わせて乗ってもらったんですが、凄くいい状態と言ってもらえましたので仕上がりは凄く順調だと思います。
★ここまではどういう形で来たんでしょう。
前回の
クイーンステークスの後、放牧に出まして一ヶ月前に戻ってきまして、馬をなるべく
リラックスさせて馬の状態を上げていくことを心がけて調整しました。
★万全の状態で
秋華賞に臨めますか。
いい状態で出走できると思います。
★
クイーンステークスはそこからマイナス体重でした。内容はどうでしたか。
体重はマイナスでしたが、競馬の内容としてはすごくいい内容だったので、そのへんは馬の力を改めて感じさせたというか、競馬としては良かったと思います。
★
オークスは一番人気で残念な結果でしたが、あらためて
秋華賞に臨むにあたって、どんなことをテーマにされてますか。
強い馬はいるんですが、この馬の力を出してくれれば何とか逆転はあると思ってスタッフ一同頑張っていますので、何とかいい結果が出せればと思っています。
★この馬の良さはなんでしょう。
しまいの切れ味がセールスポイントになると思いますので、そのへんをうまくレースで活かせれば必ずいい結果が出ると思っています。
★京都2000メートルのGIを勝っている蛯名騎手にはどんな期待をかけますか。
そのへんは蛯名騎手にまかせて。馬には蛯名騎手の指示で頑張って欲しいと思っています。
★ファンの皆さんへ一言お願いします。
馬は凄くいい状態で出せると思うので、後は声援の後押しがあれば頑張れると思いますから応援してください。
◎
ミッドサマーフェア(
蛯名正義騎手)
★今日の最終調整のポイントは何だったでしょう。
先週までの動きはちょうどいい動きになってきているということだったので今週は小島太調教師の指示どおり、7~8分ぐらいの感じで余裕を残してということだったので、内容的にはそんな内容だったと思います。
★前回が札幌で久しぶりのレースで3着。そこから今回へということになりますが。
前回はまだ稽古もレースも良くなる途中でしたが、今回はGIに向けてぶっつけなので、そういう意味でも攻め馬でも質も量もかなりやってきたということでしょう。
★
オークストライアルからコンビを組んでこの馬の良さをどう見ていますか。
切れ味が一番いいかと思います。
★今回、舞台が京都の2000メートル。どういうところがポイントになりますか。
内回りなので、そのへんも考えながらですが、レースなので出てみて考えるというところで、馬を信用して競馬をしたいと思っています。
★今回は
ジェンティルドンナに注目が集まりますが、どういう印象でしょう。
とても強い馬で胸を借りる立場なので何とかいい競馬ができればと思います。
★まだ枠順は出ていませんが、どういうレースをしたいというイメージはありますか。
枠順が出てから、スタートを出てからですが、とにかく馬がいい状態で出られそうなので、そのへんで、ゲートを出てから考えればいいと思っています。
★最後にファンの皆さんへ一言お願いします。
春は1番人気に指示してもらって期待を裏切ってしまったので、何とか今度は1番人気にならないと思うんで、少しでも人気より上位に来るよう頑張りますから応援していただければと思います。
(取材:佐藤泉)
提供:ラジオNIKKEI