現地時間11日、愛・レパーズタウン競馬場で行われた
愛チャンピオンS(3歳上、愛G1・芝10f)はG1馬6頭を含む8頭立てで行われ、M.キネーン騎手騎乗の4番人気(単勝9倍)アザムール
Azamour(牡3、愛・J.
オックス厩舎)が後方から差し切り。勝ちタイムは2分01秒90(良)。1/2馬身差の2着にはノースダンサー
Norse Dancer、さらにクビ差の3着には
パワーズコート Powerscourtが入り、
キングジョージ6世&クイーンエリザベスDS(英G1)の勝ち馬で単勝1.8倍と圧倒的1番人気に推されたドイエン
Doyenは2、3番手から伸びずブービーの7着、愛ダービー(愛G1)馬で2番人気
グレイスワロー Grey Swallowは4着、3番人気
ラクティ Raktiは5着に敗れた。
勝ったアザムールは
父Night Shift、
母Asmara(
その父Lear Fan)という血統で、叔父に97年の
ジャパンC(G1)に出走(6着)した
アスタラバド Astarabad(ガネー賞-仏G1)がいる。昨年の9月に愛・カラ競馬場(芝7f)でデビュー勝ちし、続くベレスフォードS(愛G2・芝8f)で
リラックスドジェスチャー
Relaxed Gestureをクビ差破り重賞初制覇。今年は英2000ギニー(G1)で復帰し3着、愛2000ギニー(愛G1)で2着し、前走のセント
ジェイムズパレスS(英G1・芝8f)でG1初勝利を飾っていた。これまで8f以上のレースに出走したことはなく、初距離での制覇となった。通算成績は6戦4勝。