9日、阪神競馬場で2012年の2歳女王決定戦・
阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳・牝・GI・芝1600m)が行われ、スタート五分に出て道中は中団のインコースに待機していた
秋山真一郎騎手騎乗の5番人気
ローブティサージュ(牝2、栗東・
須貝尚介厩舎)が4コーナーで少しだけポジションを上げ、絶好の手応えのまま最後の直線へ。直線向いて坂をしっかりと駆け上がりながら、道中2~3番手を追走して4コーナー2番手から抜け出しを図った15番人気
クロフネサプライズ(牝2、栗東・田所秀孝厩舎)を捕らえ、最後はクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分34秒2(良)。
さらにクビ差の3着に、中団待機からゴール前で最内を突いて脚を伸ばしてきた10番人気
レッドセシリア(牝2、美浦・
鹿戸雄一厩舎)が入った。
この3頭の争いに加われなかった1番人気
コレクターアイテム(牝2、栗東・
須貝尚介厩舎)は差し遅れての4着、5着は7番人気
カラフルブラッサム(牝2、栗東・
鈴木孝志厩舎)で確定。
なお、2番人気
サンブルエミューズ(牝2、美浦・
加藤征弘厩舎)は8着、3番人気
サウンドリアーナ(牝2、栗東・佐藤正雄厩舎)は17着に大敗している。
勝った
ローブティサージュは、
父ウォーエンブレム、
母プチノワール、その父
Singspielという血統。7月15日の新馬戦(1800m)でデビュー戦を、小回り函館でひとマクリし、なお後続を突き離す強い勝ち方で初陣V。休みを挟んだ前走
ファンタジーSでも、いい脚見せて2着。デビューから3戦、クセを知り尽くす秋山騎手の手綱に導かれ、来年の牝馬クラシック主役を誓う嬉しいG1制覇を達成した。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ローブティサージュ(牝2)
騎手:
秋山真一郎厩舎:栗東・
須貝尚介父:
ウォーエンブレム母:
プチノワール母父:
Singspiel馬主:シルク
生産者:ノーザン
ファーム
通算成績:3戦2勝(重賞1勝)