12月29日(土)に
大井競馬場で行われる
東京大賞典(交流GI・ダ2000m)に出走する
エスポワールシチー(牡7・
安達昭夫厩舎)。主戦の佐藤哲三騎手が落馬負傷のため、今回手綱を取る
松岡正海騎手に話を聞いた。
「先週木曜日に、栗東で1週前追い切りに騎乗しました。時計がかかる馬場と聞いていましたが、具合は引き続き良さそうに感じました。過去3回乗せてもらっていて、その時よりも年齢的に老け込んでいるかなとも思ったのですが、馬に弾力がありますし、元気一杯でした。今回は哲三さんの
ピンチヒッターなので、良い形でバトンを渡せるように、良いレースをするだけですね」
また年明け1月5日(土)に行われる
京都金杯(GIII・芝1600m)に出走予定の
サウンドオブハート(牝3・松山康久厩舎)についても、松岡騎手に現況などを聞いた。
「前走の
ターコイズS(3歳以上OP・芝1600m・1着)は折り合いもあまりつけられませんでしたし、この馬の能力で勝たせてもらいました。改めて強さを感じましたね。休み明けだった前走よりも、今回の方が間違いなく良くなっています。先週の阪神Cを使えるくらいの状態ですからね。
重賞を勝っていないこともありますが、54キロで出られるのは良かったですね。元気が良いですし、500キロくらいある馬のような馬力があります。距離はマイル前後が合っていると思います。一瞬の切れ味は他の馬に負けないと思いますし、古馬に混じってもヒケは取らないのではないでしょうか。
是非、
京都金杯2連覇(2012年は
マイネルラクリマで優勝)と行きたいですね。ただ
金杯後の最終レースで落馬してケガをして良い波に乗り切れませんでしたので、落馬には気をつけようと思っています」(取材・写真:佐々木祥恵)