今年の
キングジョージ6世&クイーンエリザベスDS(英G1・芝12f)で2着に入ったハード
バック Hard Buck(牡5、米・K.マク
ピーク厩舎)が故障のため現役を引退することとなった。今後は種牡馬入りする予定だが、繋養先など詳細は決まっていない。
ハード
バックは、
父Spend a Buck、
母Social Secret(その父 Secreto)という血統のブラジル産馬。近親に76年の仏ダービー馬ユース
Youth(
父Ack Ack)、80年の愛セントレジャー馬
ゴンザレス Gonzales(
父Vaguely Noble)がいる。02年3月24日にブラジルのガヴェア競馬場でデビュー(4着)し、3戦目のメイドンレース(芝1400m)で勝ち上がった。同年の
リンネオ・デ パウラ・マシャード大賞典(伯G1・芝2000m)でG1初制覇を飾る。翌03年、ドバイのUAEダービー(首G2・ダート2000m)で9着と敗れた後アメリカのK・マク
ピーク厩舎に移籍し、移籍初戦から3連勝でリヴァーシティH(米G3・芝9f)を制覇。今年初戦のカ
ナディアンターフH(米G3・芝8.5f)で4着と敗れたが、続くガルフ
ストリームパークBCH(米G1・11f)で米G1制覇。その後
ドバイシーマクラシック(首G1・芝2400m)でも2着に入り、オープニングヴァーズH(米・芝8.5f)2着、ユナイテッドネイションズH(米G1・芝11f)5着を経て
キングジョージ6世&クイーンエリザベスDS(英G1・芝12f)に参戦。
ドワイエン Doyenの2着に入る健闘を見せたが、同レースが最後のレースとなった。通算成績19戦9勝(うちG1・2勝)。