9日、中京競馬場で春開催の開幕を告げるハンデ重賞・
中日新聞杯(4歳上・GIII・芝2000m)が行われ、道中は中団に待機していた
蛯名正義騎手騎乗の5番人気
サトノアポロ(牡5、美浦・
国枝栄厩舎)が直線に向いて徐々に前との差を詰めてくると、4コーナーで2番手に浮上して抜け出しを図った1番人気
アドマイヤタイシ(牡6、栗東・橋田満厩舎)を残り60mで捕らえて差し切り、最後はクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分59秒6(良)のレコードタイム。
さらに1/2馬身差の3着に、好位追走からしぶとく粘り込んだ3番人気
トウカイパラダイス(牡6、栗東・田所秀孝厩舎)が入った。以下、4着は4番人気
パッションダンス(牡5、栗東・
友道康夫厩舎)、5着は11番人気
ゲシュタルト(牡6、栗東・長浜博之厩舎)の順で確定。
なお、叩き2走目の6番人気
ジョワドヴィーヴル(牝4、栗東・松田博資厩舎)は6着、2番人気
ジャスタウェイ(牡4、栗東・
須貝尚介厩舎)は、中団追走も伸び脚なく8着に敗れている。
勝った
サトノアポロは、
父シンボリクリスエス、
母ミスベルベール、
その父Beringという血統。半姉
ダノンベルベールは、2008年阪神JF2着。昨年7月に7か月の休養を経て戦列に復帰すると、夏場から秋にかけて500万下から順調に成績を伸ばし、重賞初挑戦の前走・AJCCでも4着と健闘。単勝10倍以下が7頭という大混戦となったこのレースでは、最後の直線で一枚上手の決め脚を披露し、嬉しい重賞初制覇。通算5勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆
サトノアポロ(牡5)
騎手:
蛯名正義厩舎:美浦・
国枝栄父:シンボリクリスエス母:ミスベルベール母父:Bering馬主:里見治
生産者:社台
ファーム
通算成績:13戦5勝(重賞1勝)