瞳の輝きが強い決意を物語っていた。
デインドリームの主戦を務め、11年
凱旋門賞や12年
キングジョージ6世&
クイーンエリザベスSなど、数多くのビッグレースを制しているシュタルケ。出国前には大寒波で飛行機の離陸が遅れるアク
シデントもあったが、13日に無事に日本へ到着。14日は栗東に姿を現し「ジョッキーだし、勝ちたい。まずはそのために、ベストを尽くすことに
トライする」と力を込めた。
11年に
デインドリームで参戦した
ジャパンC(6着)や、ワールド
スーパージョッキーズシリーズでの来日経験はあるが、短期免許の取得は初めて。ドイツも競馬シーズンを迎える春先の新しい挑戦に「夢がかなった。日本の競馬のレベルは高い。馬の資質、設備は世界レベル。そういうなかで騎乗ができるんですから」と武者震いする。
いきなり、土日メーンを含む10頭に騎乗する。
阪神大賞典には
フォゲッタブルがスタンバイ。同馬は近走こそ不振が続くが、長距離重賞2勝のスタミナと底力を引き出して一発を決めるか。来週以降も、
桜花賞(4月7日・阪神、芝1600m)に参戦予定の
トーセンソレイユや阪神牝馬S(4月6日・阪神、芝1400m)の
アイムユアーズなど有力馬が控える。
「世界中のあちこちで乗ってきているが、そのどこにもない何かを見つけられれば。いい結果が残せれば一番いい」。12年独リーディングを獲得した名手が、日本でその手腕を思う存分に発揮する。
提供:デイリースポーツ