17日、福山競馬場で第40回福山ダービー(3歳・ダ1800m・1着賞金150万円)が行われ、好スタートから先手を奪った
佐原秀泰騎手騎乗の1番人気
カイロス(牡3、福山・
高本友芳厩舎)が、道中は後続を引きつけての逃げを展開。これまでと同様に、3コーナー手前から後続とのリードを広げにかかると、後方待機策から一気の追い上げで4コーナーまでに2番手へと浮上した2番人気
イワミノキズナ(牡3、福山・
高本友芳厩舎)と、直線入り口からゴールまで続く激しい追い比べをクビ差だけ制し、未知なる距離1800mを逃げ切って優勝した。勝ちタイムは1分58秒0(稍重)。
さらに6馬身差と開いた3着に、3番人気
メイライト(牡3、福山・末広卓己厩舎)が入った。
勝った
カイロスは、
父サウスヴィグラス、
母リープイヤー、
その父Lomitasという血統。当地では「韋駄天」の異名を持ち、前走・福山弥生賞を5連勝で制して、単勝1.1倍と圧倒的な1番人気に推されたこのダービーは、未知の距離1800mで好敵手
イワミノキズナも距離延長を味方に猛追。残り100mからは、どちらに転ぶかわからない大激闘となるも、これをド根性の粘り腰で制し、第40代目にして最後の福山ダービー馬に輝いた。
【勝ち馬プロフィール】
◆
カイロス(牡3)
父:サウスヴィグラス母:リープイヤー母父:Lomitas厩舎:福山・
高本友芳通算成績:15戦13勝(重賞4勝)