現地時間30日、米・
ローンスターパーク競馬場で行われたブ
リーダーズCクラシック(3歳上、米G1・ダート10f)は、J.
カステラーノ騎手騎乗の2番人気
ゴーストザッパー
Ghostzapper(牡4、米・R.
フランケル厩舎)が、2着に3馬身差をつける完勝で逃げ切り。勝ちタイムは1分59秒02(良)。2着に
ロージズインメイ Roses in May、4馬身差の3着に昨年の勝ち馬
プレザントリーパーフェクト Pleasantly Perfect、4着に
パーフェクトドリフト Perfect Driftが入った。日本から参戦した
パーソナルラッシュ(牡3、栗東・山内研二厩舎)は、スタートで遅れをとりながらも内目の4、5番手を追走。直線に入る手前から手応えが怪しくなり後退、それでも最後は伸びを見せたが、勝ち馬から約12馬身差の6着に敗れた。
その他では、紅一点の
アゼリ Azeriが5着、
ベルモントS(米G1)勝ち馬バードストーン
Birdstoneが7着、昨年の米2冠馬
ファニーサイドが10着という結果で、
パーソナルラッシュは3頭出走した3歳馬の中では最先着となった。6着は97年に日本から出走した
タイキブリザードに並ぶ着順だが、当時は勝ち馬
スキップアウェイ
Skip Awayから約23馬身差の差をつけられており、内容的には上回ったと言える。
勝った
ゴーストザッパーは、父が98年の勝ち馬
Awesome Againで、
BCクラシック史上初の父仔制覇。
母Baby Zip(
その父Relaunch)という血統。半兄に00年
ホープフルS(米G1)など重賞6勝の
シティジップ City Zip(牡6、
父Carson City)がいる。
03年9月のヴォスバーグS(米G1・ダート6.5f)で初重賞制覇を達成すると、トム
フールH(米G2・ダート7f)、
フィリップHアイズリンH(米G3・ダート9f)、ウッドワォードS(米G1・ダート9f)と重賞4連勝中で、今回の勝利で5連勝。10fの距離は初めてだった。通算成績は10戦8勝(うちG1・2勝)。
出走馬のうち、11月28日(日)に行われる
ジャパンCダート(G1・ダート2100m)に選出されているのは
ゴーストザッパー、
ロージズインメイ、
プレザントリーパーフェクト、
パーフェクトドリフトの上位4頭と、8着ダイネヴァーの計5頭。