1日、阪神競馬場で
鳴尾記念(3歳上・GIII・芝2000m)が行われ、好スタートを切ってレース序盤は2番手で折り合いをつけた
武豊騎手騎乗の6番人気
トウケイヘイロー(牡4、栗東・
清水久詞厩舎)が、残り1000mを前に無理なく先頭に立って4コーナーも後続に1馬身半ほどのリードで直線を迎え、その後はさらにもうひと伸び。結局そのまま悠々と逃げ切り、中団待機策からゴール前の混戦を捌いて2着に浮上した7番人気
エクスペディション(牡6、栗東・石坂正厩舎)以下に、1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分58秒9(良)。
さらにクビ差の3着に、内からしぶとく脚を伸ばした3番人気
ダノンバラード(牡5、栗東・
池江泰寿厩舎)が入った。その後、ハナ差遅れて追い込んだ4番人気
エアソミュール(牡4、栗東・角居勝彦厩舎)が4着、3/4馬身差の5着が12番人気
スマートギア(牡8、栗東・佐山優厩舎)の順で確定。
なお、好位を追走した1番人気
パッションダンス(牡5、栗東・
友道康夫厩舎)は直線での伸びを欠いて6着、2番人気
ダイワファルコン(牡6、美浦・
上原博之厩舎)は10着にそれぞれ敗れている。
勝った
トウケイヘイローは、
父ゴールドヘイロー、
母ダンスクィーン、その父ミル
ジヨージという血統。3月の
ダービー卿CTを制して重賞初制覇を飾り、前走・京王杯ス
プリングCでは2番人気に推されるも道中の折り合いを欠いて8着。今回はデビュー15戦目にして初めての2000mへの出走となったが、先週
キズナで自身5度目のダービー制覇を飾った
武豊騎手がレース途中から自然とハナに立たせる絶品の手綱捌きを披露し、重賞V2を鮮やかに決めた。
【勝ち馬プロフィール】
◆
トウケイヘイロー(牡4)
騎手:
武豊厩舎:栗東・
清水久詞父:ゴールドヘイロー母:ダンスクィーン母父:ミル
ジヨージ
馬主:木村信彦
生産者:中村和夫
通算成績:15戦6勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2013年
ダービー卿CT(GIII)