七夕賞は目下、関西馬が7連勝中。今年のメンバーもかなり強力だ。連敗ストップへ-。関東馬の
マイネルラクリマが立ち上がる。
単走とも変則的な併せ馬とも取れる追い切りだが、やる気満々の動きだ。美浦Wを最初は1頭で行き出した。3角手前で僚馬
リライブナカヤマ(3歳未勝利)、
ムードティアラ(3歳500万下)が内からかわす。
ラクリマは2頭を無視。直線に入ると、離れた大外からグイグイ伸びてアッサリ抜き去った。5F69秒9-37秒8-12秒1。
上原師は「先週やってるし、併せる予定はなかった。後ろの2頭が馬場入りを少しゴネて、ああいう形になった。押さえるのに苦労したが、(ラスト)1Fは馬なりで12秒台。具合がいいからだね」と出来の良さを強調。
勝てば昨年1月の
京都金杯以来の重賞勝ちとなる。「マイラーのイメージが強いかもしれないが、折り合いがつく馬。実際、この舞台で勝っているからね。サマー2000シリーズのことは頭にある」と夏の中距離王者を見据えていた。
トレイルブレイザーは栗東CWでロノ(4歳500万下)と
ティアモブリーオ(6歳オープン)を最後方から追走。直線で最内に潜り込むとビッシリ追われ、前者とは併入、後者には1馬身先着した。6F84秒8-38秒7-12秒2。ただ、池江師は「まだまだという感じかな。体も絞り切れていないし、気持ちも入り切っていない。ひと叩きが必要かなという感じ。今回は地力に期待」と表情は厳しかった。
提供:デイリースポーツ