25日、
園田競馬場で第6回
兵庫サマークイーン賞(3歳上・ダ1700m・1着賞金350万円)が行われ、1周目の正面スタンド前では2番手で折り合った
下原理騎手騎乗の2番人気
マンボビーン(牝5、兵庫・野田学厩舎)が、2周目の向正面一気のスパートで先頭に躍り出ると、ゴールまでその脚衰えずに悠々と逃げ切り、中団待機策から勝負所をマクって進出した1番人気
アスカリーブル(牝4、船橋・
出川克己厩舎)に、最後は1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分50秒1(良)。
さらに3馬身差の3着・4着争いは際どくなったが、4番人気
リジョウクラウン(牝5、兵庫・溝橋一秀厩舎)が先着した。ハナ差遅れての4着に、8番人気
キューティガビー(牝7、兵庫・野田学厩舎)。なお、3番人気
メビュースラブ(牝4、大井・
松浦裕之厩舎)は、見せ場なく6着に敗れている。
勝った
マンボビーンは、
父スズカマンボ、
母ラブミースルー、
その父アジュディケーティングという血統。戦前は元兵庫所属で、現在は南関の重賞戦線で活躍中の強豪牝馬
アスカリーブルが断然の人気を集めた一戦だっが、2周目の向正面から早目のスパートを仕掛けた地元兵庫の奇才・
下原理騎手の好判断も光ってレース創設から6回目で関係者一同待望の地元馬V。
マンボビーン自身は、2011年
のじぎく賞(園田1700m)以来となる2年2か月ぶり4度目の重賞制覇を果たし、通算10勝目を挙げた。
【勝ち馬プロフィール】
◆
マンボビーン(牝5)
騎手:
下原理厩舎:兵庫・野田学
父:スズカマンボ母:ラブミースルー母父:アジュディケーティング馬主:村田裕子
生産者:岡田牧場
通算成績:38戦10勝(
JRA1戦0勝、重賞4勝)