netkeiba.comのパドック予想でお馴染みの古澤秀和氏による、17日(土)の傾向分析です。明日の予想にお役立てください。

【函館芝】
・今週からCコースを使用しているが、先行有利の傾向は変わらず。外枠の差し馬も絶対来ないというほどではないが割引材料ではある。

・良馬場発表も終日時計の掛かる馬場。明日は雨予報が出ていて、降ってくれば更にその傾向は強まりそうだ。

・パワーやスタミナが優先の馬場。雨が降るようなら内目の枠を引いたノーザンダンサー系で骨太の馬を狙いたい。

【函館ダート】
・前日から当日朝にかけての雨の影響で終日稍重馬場。ただ、極端に脚抜きが良いというほどでもなかった。明日は雨予報なので今日よりも脚抜きが良くなりそう。

・距離に関係なく先行馬が有利だった。明日は更にその傾向が強まりそうだが、ペースが速くなった時の軽い造りの差し馬の台頭には警戒したい。

【小倉芝】
・朝から好天で、パンパンの良馬場。Aコース7日目だったが、短距離・中距離ともに好タイム決着が続いた。土曜は500万の芝1200mが2鞍あり、10Rは1分7秒3、12Rは1分7秒7が出ている。

・上記の2レースはいずれも、結構なハイペースを2番手で追走した馬が抜け出して完勝したように、土曜の傾向からは明日も素直に先行馬を評価するのが基本線か。なお、外差し勢がノーチャンスという状況でもないので、当日の傾向はしっかり確認したい。

・(1800m以上の)中距離については、勝負所から外を回した差し馬に分がある印象で、決め脚のある馬が安定して力を発揮できている。

【小倉ダート】
・見た目はパサパサの良馬場も、今週は頻繁に散水しているとの事。この中間は全く降雨がなかったが、朝一の情報では含水率6.5%と発表された。

・散水との因果関係は不明だが、先週日曜辺りは1700mを中心にゴール前での大勢逆転が目立っていたものが、この日は4コーナーまでに好位にいないと厳しくなっていた。

・明日も土曜と同じように多めの散水があるとしたら、軽い馬場質での前残りが中心になるだろう。馬場質については、外捲り勢の台頭具合で考慮できそう。

【新潟芝】
・先週に引き続き、パンパンの良馬場。11Rの佐渡S(1600万・芝2000m)では、降級馬アロマティコが外から差し切り、1分58秒3を軽々とマークした。

・外回りは、道中での有利な部分・脚質などに極端な傾向こそ出ていないが、直線部分は外に持ち出した方がよく伸びている。

・内回りは先週あたりから結構タフな馬場質だが、土曜はスローペース多かった。その分、前残り気味だった。新馬を2連勝したヨハネスブルグ産駒の2頭は、先行力＋パワーの要素もあって、現状の馬場質を計る上ではいいサンプルになる。

【新潟ダート】
・非常にパサパサの良馬場で、砂煙も激しい。

・1800mは展開によって差し・捲りタイプの台頭もあるが、やはり前は止まり難い状態が続く。

・1200mはさらに前残りがキツく、中団より後ろにいる馬の出番が皆無という状況にある。

土曜日の傾向を踏まえた、日曜のオススメ穴馬は下記の通りです。...