現地時間12日、香・シャティン競馬場で行われた
香港C(香G1・芝2000m)は、K.マニング騎手騎乗の
アレクサンダーゴールドラン Alexander Goldrun(牝3、愛・J.ボルジャー厩舎)が、直線一旦抜け出すと外から追い込んだ
ブリッシュラック Bullish Luckとの競り合いを制し優勝した。勝ちタイムは2分03秒4(良)。3着はタッチオブランド
Touch of Landで、
ジャパンC(G1)10着の
パワーズコート Powerscourtは4着に敗れた。2番人気に推された
ダンスインザムードは、スローペースの中を2角過ぎから徐々に進出し、4角では一旦先頭に立つ競馬を見せたが、直線半ばで失速し勝ち馬から10馬身差の13着に敗れた。
勝った
アレクサンダーゴールドランは、
父Gold Away、
母Renashaan(
その父Darshaan)という血統。半兄にメデシス
Medecis(父Machiavelian、仏2000ギニー-仏G1・2着)がいる。今年の愛1000ギニーTR(愛G3)で重賞初制覇を飾ると、続く愛1000ギニー(愛G1)ではのちにコロネーションS(英G1)などを制すG1・4勝馬
アトラクション Attractionの2着に好走。仏
オークス(G1)ではラティス
Latice(今回10着)の4着に敗れたが、秋初戦の前走・
オペラ賞(仏G1)ではムーランドロンシャン賞(仏G1)の覇者グレイリラズ
Grey Lilasを破りG1初制覇を飾っていた。通算成績15戦7勝(G1・2勝)。3歳馬の優勝は、前身の香港招待Cを含めて史上初の快挙となる。