今週末の
中央競馬は、14日(土)、15日(日)、16日(祝月)の3日間連続開催で、阪神では日曜に「
秋華賞トライアル」
ローズS(GII)が行われる。
オークス上位3頭がいきなり顔を合わせるなど、好メンバーが揃った一戦の主な有力馬は以下の通り。
■9/15(日)
ローズS(3歳・牝・GII・阪神芝1800m)
メイショウマンボ(牝3、栗東・飯田明弘厩舎)は、
オークス馬。今年に入り、
桜花賞で10着に敗れた以外は、フィリーズR制覇など3勝2着1回としている。阪神外回りは克服材料の1つだが、息の長い末脚をここでも発揮したい。
エバーブロッサム(牝3、美浦・
堀宣行厩舎)は、フラワーC、
フローラS、そして
オークスと目下重賞3戦連続2着。勝ち鞍自体は中山での未勝利(芝2000m)のみも、好走を続けて世代上位の力をアピールしてきた。末脚堅実なディープ産駒が、関西エリアに初登場となる。
デニムアンドルビー(牝3、栗東・角居勝彦厩舎)は、当地2000mの未勝利勝ちの直後の
フローラSで重賞初勝利。1番人気に推された
オークスでは、後方から追い込んで3着とした。春の東京では反応の悪さを覗かせるシーンも見られたが、好成績を残す阪神の中距離で好勝負が期待される。
レッドオーヴァル(牝3、栗東・安田隆行厩舎)は、
桜花賞で豪快に追い込んでの2着。
オークスでは距離延長が大幅に響き17着大敗も、今年1月の
紅梅Sでは
メイショウマンボを豪快に差し切って桜戦線の主役を担った。距離短縮・長い直線は巻き返しを望める好条件でもあり、
秋華賞へ向けて挽回を狙う。
ローブティサージュ(牝3、栗東・
須貝尚介厩舎)は、この世代の2歳女王。
桜花賞では5着、
オークスでは9着とやや精彩を欠くレースが続いているが、GI勝ちの阪神外回りコースで上昇の機を窺う。
その他、5月の
白百合S(OP・京都芝1800m)で牡馬を相手に逃げ切った
ノボリディアーナ(牝3、栗東・松永昌弘厩舎)や、復調を示して
秋華賞を盛り上げたい「ディープ妹」
トーセンソレイユ(牝3、栗東・
池江泰寿厩舎)・重賞ウィナーの
コレクターアイテム(牝3、栗東・
須貝尚介厩舎)らも隙あらばと虎視眈々、本番さながらの好メンバーが集う
秋華賞トライアル。発走は日曜の15時35分。