2007年の
JBCスプリント(JpnI)競走などを制した、
フジノウェーブ(牡11、高橋三郎厩舎)は、8月28日に実施した
アフター5スター賞(SIII)競走後、右第一指節種子骨剥離骨折、種子骨靭帯炎を発症し、本日10日付で引退となった。
同馬は、2007年
JBCスプリントを制し、地方所属馬で唯一のJBC競走制覇を達成したほか、南関東所属馬で初となる同一重賞(東京ス
プリング盃)4連覇や11歳での重賞制覇など、数々の金字塔を打ち立てた。通算の重賞タイトルは9つを数えるなど、長年にわたりダート重賞戦線を盛り上げた。
フジノウェーブは引退後、
大井競馬場での誘導馬デビューを目指す。また、引退式は骨折が癒えたのち、年末を目途に実施する予定。
■高橋三郎調教師コメント
今まで8年間という長い間、厩舎を支えてくれて感謝しています。長年、騎手や調教師をやってきたが、こういった馬にはなかなか出会えなかったし、またウェーブのような馬に巡り合えればと思います。今後は
大井競馬場の誘導馬として、ファンの皆さまに喜んでもらえる存在になってもらいたいです。
■
御神本訓史騎手コメント
主戦として騎乗させてもらい、数々の重賞タイトルを獲り、地方馬初のJBCを勝たせてもらうなど、ここまで自分を成長させてくれた一頭で、強い思い入れがあります。また、同一重賞4連覇を達成した際の、鞍上を務めさせてもらったことは、非常に光栄に思っています。本当にいろいろな経験をさせてくれてありがとうと伝えたいですし、11歳という長い間までお疲れ様という言葉をかけてあげたいです。
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フジノウェーブ父:ブラックタイアフェアー母:インキュラブルロマンティック母父:Stop the Music馬主:大志総合企画(株)
生産者:笹島政信
調教師:高橋三郎
戦 績:59戦23勝
地方収得賞金:377,706,000円
中央収得賞金:11,700,000円
重賞勝鞍:
2007年
東京シティ盃(GIII)、
マイルグランプリ(SII)、
JBCスプリント(JpnI)
2008年
東京盃(JpnII)
2009年
東京シティ盃(SIII)
2010年東京ス
プリング盃(SIII)
2011年東京ス
プリング盃(SIII)
2012年東京ス
プリング盃(SIII)
2013年東京ス
プリング盃(SIII)
※重賞の格付けについては、当時の表記を用いています。