23日、京都競馬場で行われた
平安S(G3・ダート1800m)は、
福永祐一騎手騎乗の4番人気
ヒシアトラス(牡5、美浦・中野隆良厩舎)が、好位追走から直線最内を付くと、先行した8番人気
ブラックコンドルに3.1/2馬身差を付けて圧勝した。勝ちタイムは1分50秒3(良)。さらに3/4馬身差の3着には、中団外目を追走した1番人気
ジンクライシスが入った。なお、2番人気
ピットファイターは11着、3番人気
ローエングリンは14着に敗れている。
勝った
ヒシアトラスは、
父ティンバーカントリー、母が94年クイーンC(G3)3着馬
タックスヘイブン(
その父Alydar)という血統。00年のセレクトセールで2150万円で取引された同馬は、04年
アンタレスS(G3)、東海S(G2)でともに3着の実績があるが、今回の勝利が重賞5戦目での初制覇となった。通算成績21戦7勝。
鞍上の
福永祐一騎手は、同レース初制覇で、
JRA重賞は
メイショウボーラーで制した9日の
ガーネットS(G3)に続き今年2勝目。通算37勝目。管理する中野隆良調教師も同レース初制覇で、
JRA重賞は
マニックサンデーで制した00年4歳牝馬特別・東(G2)以来、通算37勝目。