鮮やかな差し切りを決めた。中団のインを追走した1番人気の
イズモ(牡、父
マリブムーン、栗東・矢作)が力強く脚を伸ばし、1分12秒0のタイムで快勝。7番人気
メイスンヴィーナス(12着)がハナを切る展開。直線で脚が鈍ると、好位に控えた4番人気
スパツィオ(3着)が先頭へ躍り出たが、直線半ばから一気に加速してかわし去った。内ラチ沿いを伸びてゴール寸前で2着に浮上した6番人気の
クリノイーソーが半馬身差の2着。
スパツィオがさらに鼻差で続いた。
母の半弟には12年の“真夏のダービー”ト
ラヴァーズSなど米GI2勝の
アルファがいる血統馬。福永は「周りがくるとひるんで置かれたけど、3コーナーからジワジワとハミをかんだ。距離も延ばせると思う。センスのいい勝ち方をしてくれた」と素質を評価。次戦は
すずらん賞(9月7日・札幌、芝1200m)の予定で、矢作師も「奥がありそう」と期待していた。
提供:デイリースポーツ