福島の
七夕賞で復活V。西下しての
小倉記念でも3着と、着実に得点を稼いだ
メイショウナルトが、サマー2000シリーズのポイントリーダーとして最終決戦地・新潟に乗り込む。
14着に沈んだ昨年11月の
アルゼンチン共和国杯からこの春までは、2桁着順続き。一時は、出口の見つからないスランプに陥っていたが、気温の上昇とともに、かつての走りがよみがえってきた。
今はもう、集中力を欠き、途中で闘争本能を失っていたあのころとは違う。「この前は、57.5キロを背負い、早めに来られたこともあって、馬場の悪いところを通ることになりましたから。結果は3着でしたが、最後までよく頑張ってくれたと思います」。武田師は内容のある走りだったと前走を振り返る。
体調もしっかりと維持できている。1週前には栗東CWで6F81秒8-12秒3(馬なり)をマーク。力のいる重い馬場に苦しむことなく、軽快な動きで上がりを鋭く伸ばした。「動きは良かったですね。やはり夏場が合うのでしょう。左回りで直線も長くなりますが、とにかく気分良く走ってくれれば」。今回もナルトの気持ちをくみ取って運んでくれれば、と指揮官は期待を込めた。汗をかく季節は大好き。目指すはサ
マーチャンプの座。ナルトの夏はまだまだ終わらない。
提供:デイリースポーツ