フルゲート18頭の戦いは波乱の結末になった。9番人気の
ハナズプルメリア(牝、
父キングカメハメハ、美浦・加藤和)が直線で力強く抜け出し、1分24秒7のタイムで快勝。道中は好位のインをキープし、直線で前を行く17番人気
ナミカゼ(3着)を外からスッとかわすと、3番人気
サイレンスムーン(2着)の追撃を半馬身差で振り切った。母は全兄に芝の短距離重賞で活躍した
シンボリスウォード、半妹には00年の
クリスタルCを勝った
スイートオーキッドがいる。なお、さらに2馬身差で
ナミカゼが続き、3連単は160万馬券に。07年の
スプリンターズSを制した
アストンマーチャンの半弟で、1番人気に推された
ダイワコンプリートは最後方追走から直線でも脚を伸ばせずに14着に終わった。
たたき合いを制し、伊藤は「ゲートをすんなり出てくれた。最後は併せ馬になったが、よく頑張って走ってくれた。きょうぐらい落ち着いていれば、距離が延びても大丈夫でしょう」と話した。次走は
アルテミスS(11月1日・東京、芝1600m)を予定する。
提供:デイリースポーツ