17日、
ハープスター(牝3、栗東・松田博厩舎)は
凱旋門賞へ向けての追い切りを行った。早朝午前4時過ぎ、出国検疫厩舎に帯同している500万下の
ヴィルジニア(牝4、栗東・松田博厩舎)との併せ馬、併走しながらピッチを上げていき4コーナー過ぎで
ヴィルジニアが先に追い出した。その後、
ハープスターはムチが入ると一気に加速。ゴール板では
ヴィルジニアを2馬身の差をつけた。時計は85.2-68.8-54.2-40.2-12.2。
先週の土曜日にも追い切られたが、このときと時計を比べると若干遅いが今朝のほうが豪快な印象の動きを見せた。これには松田博師も「いい動き」と納得の表情。時計については「たしかに見た目の動きは先週の土曜より今朝のほうがよかった。時計は測る人や場所によって誤差が出るから単純に比較できない」としていた。
札幌記念のあと、いったん放牧。その後、札幌から栗東への輸送を経て現在にいたる。指揮官は「ひとつひとつ、積み重ねて段階をあげているところ。順調にきている」と笑顔で話した。(取材・文:花岡貴子)