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イスラボニータが菊へ、吉田照哉氏「同世代を相手に戦える」/セントライト記念

デイリースポーツ
  • 2014年09月22日(月) 12時00分
 2冠へ力の違いを誇示した。菊花賞トライアル「第68回セントライト記念・GII」(芝2200m)は21日、新潟11Rに18頭で争われ、断然の1番人気に推されたイスラボニータ(美浦・栗田博)が2分11秒7のタイムでV発進を決めた。好位馬群で折り合いに専念。直線で前があくと、3番手から抜け出しを図った2番人気トゥザワールド(2着)をあっさりパスし、最後は1馬身1/4差をつけてゴール板を駆け抜けた。さらに首差の3着は中団から差を詰めた10番人気タガノグランパ。なお、上位3頭が菊花賞(10月26日・京都、芝3000m)の優先出走権を獲得した。

 12年ぶりに新潟で行われた菊花賞トライアル。内回りを考慮して、イスラボニータの蛯名は位置取りが後ろになり過ぎないように心掛けた。「前半は結構(ハミを)取っていたけど、向正面ではトゥザワールドの後ろにうまく入れたし、その後はスムーズに走れた」。4角を抜群の手応えでパス。「脚は十分にあったし、直線で前があけば勝てると思っていた」と振り返った。

 レース後、社台ファーム代表の吉田照哉氏は菊花賞参戦を明言した。「同世代を相手に戦えるからね。距離は心配だけど、2000mを越える距離でいい勝ち方ができたし、まだ余裕もあった。折り合いもついていたからね」と満足そうにうなずいた。栗田博師も「見た目以上に中身が充実して実が入ってきた」と成長ぶりに目を細める。ダービー馬ワンアンドオンリーよりひと足先に、再び激突する淀の大一番へ視界を広げた。

提供:デイリースポーツ

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