2日、フランス・
シャンティに滞在中の松田博資調教師に現地記者が直撃取材していた。記者の名はエキビン・アンルイスさん。ジュールドギャロップ(http://www.jourdegalop.com/)という現地の競馬専門サイトの方だった。
記者「ス
トライキで到着が遅れましたが、状態に影響は出たか?」
松田「いつもと変わりない」
記者「調教は元気をつけないと動かない(ズブい)のでしょうか?」
松田「うーん、ナマクラなんだ」
記者「
ザルカヴァは後方からまとめて差し切るレースをしたが、
ハープスターもそれができるか?」
松田「そうなるように期待してるが、こればかりはやってみないとわからんな」
記者「
ブエナビスタと
ハープスターの比較は?」
松田「脚質が違うから比べようがない。はじめは両方とも追い込み一辺倒だったが、
ブエナビスタはスミヨンが乗ってから前で競馬するように変わった」
記者「ラ
イバルは?」
松田「他の馬はわからない。気にしたことない」
など、
パリジェンヌからの質問にも松田博師はブレることなく“いつもと変わりない”返事をしていた。
取材は20分以上におよんだ。その中で「
オークスでは蹄鉄がゆるみ(その後、落鉄)、
札幌記念でも爪のアク
シデントがあったが、いまは大丈夫か?」といった質問も出た。これに対して松田博師は「大丈夫」と答えながら「よく調べているな」と笑顔で感心していた。(取材・文:花岡貴子)