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レーヴデトワールに騎乗予定の
川田将雅騎手――不良馬場での
紫苑S、振り返ってください
「進みすぎるくらい進んでいったので、なだめながら追走しました。ああいう馬場でもしっかり走ってくれましたし、最後まで本当にいい脚を使ってくれました」
――反動や疲労は?
「そういう話は聞いていません。ここまで順調にきています」
――夏を越しての成長は?
「2歳のころから期待されている馬ですが、なかなか安定して力を出せないことが続いていました。走るときと走らないときの差が激しい。進むときと進まないときがあるんですけど、進むからいいというわけではないし、進まないからダメというわけでもないんですけど、ちょっとつかみどころが難しい感じがあったんです。でも、秋緒戦はとてもいい内容で勝ってくれたんですけど、だからといって次も安定して走れるかというとまだなんともいえません。でも、安定して走ってくれるといいなと思います」
――それは性格的なものでしょうか?
「そうですね。女の子ですし、やっぱり難しい面があるなと思います」
――状態について陣営から聞いていることはありますか?
「(前走の)疲れがひどかったという話は聞いていないです。普段の追い切りの様子から順調にきていると思います」
――京都では2勝していますね。
「何よりも進む日と進まない日があって、ゲート出てからこの子がどういう反応をするのかにもよるんですけど。どうこうしたいというよりも、とにかく気持ちよく走ってくれたらいいと思います」
――ハープ不在ですが、同じ松田博資厩舎の有力馬での騎乗とのなります。
「無事に抽選を突破すれば松田博厩舎4頭出しになります。期待されている馬ですし、無事にいったらいいですね。何よりもこの子が秋緒戦のように安定して走ってくれることを願っています」(取材・文:花岡貴子)