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スピルバーグが大外一気で初戴冠、北村宏「気持ち良かった」/天皇賞・秋

デイリースポーツ
  • 2014年11月03日(月) 12時00分
 外から豪快に突き抜けた。「第150回天皇賞(秋)・GI」(芝2000m)は2日、東京11Rに18頭で争われ、5番人気のスピルバーグ(美浦・藤沢和)が1分59秒7のタイムで重賞初制覇をGIで飾った。道中は後方を追走し、外へ持ち出されると長い直線を1完歩ごとに差を詰めてゴール手前で前をとらえた。北村宏&藤沢和師ともに06年ヴィクトリアマイル(ダンスインザムード)以来のGI制覇となった。3/4馬身差の2着はGI7勝目を狙った2番人気のジェンティルドンナ、さらに頭差の3着は1番人気の3歳馬イスラボニータ。天皇賞3勝目を狙った3番人気フェノーメノは直線で伸びを欠いて14着に沈んだ。

 父ディープインパクト譲りの末脚で大外から他馬をのみ込んでいく。北村宏が必死の形相で右ムチを連打するシーンは、まさにハリウッド映画さながらのド迫力。大器スピルバーグが開花した。「気持ち良かった」。普段から大きなアクションを見せない主演男優はゴールとともに馬上で小さなガッツポーズをつくった。最速の上がり3F33秒7での大外一気に「内は馬群が固まっていた。大外は回したくなかったけど、前走は少し脚を余した。(持ち味の)末脚を発揮させたかった」と語った。

「(GIは)8年半ぶり?そんなにたちました?」。弟子の北村宏とは対照的に笑顔でおどけた藤沢和師は歴代2位、現役トップの天皇賞・秋5勝目。次なる目標は厩舎の“先輩超え”だ。02、03年を連覇したシンボリクリスエス、04年にV後は秋の王道GI3連勝を成し遂げたゼンノロブロイ。高い壁へ挑む戦いが始まる。「次は東京2400mしかないか」とジャパンC(30日・東京)参戦に意欲的。良血馬と師弟コンビが織りなすドラマはまだ始まったばかりだ。

提供:デイリースポーツ

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