ハープスターは
凱旋門賞で日本馬最先着となる6着。後方追走から大外一気のいつもの
スタイルで世界の強豪と互角に渡り合った。海外帰りの一戦となる今回は、馬体の細化が気になるところだが、「札幌にいた時よりも体はふっくらとしている。冬毛が伸びているが、去年のこの時季もそうだったし、(祖母の)
ベガもヤギみたいにボーボーだった。調教ではしっかりと動けているので何の問題もない」と松田博師は不安を払拭。栗東CWの1週前追い切りでも、強めに追われて6F85秒1-12秒0。帰栗後の本格追い切りはこれが初めてだったが、重め感はなく体の張りも落ちていない。近年は3歳牝馬の好走が目立つだけに、新女王誕生の可能性は限りなく高い。
秋初戦の天皇賞では14着と大敗を喫した
フェノーメノ。戸田師は「前走は隣の馬がゲートで暴れた影響で、少しリズムを欠いた部分もあったのかもしれない」と敗因を説明。巻き返しに向けた1週前追い切りは、美浦Wで6F81秒4-13秒0(強め)。春と比べると迫力がやや物足りない印象を受けるが、時計的には十分。「(1週前追い切りでは)好調時のフォームが戻ってきたし、久々を使って状態は上向き。舞台も前走よりもいいからね」」とトレーナーは距離延長に期待を寄せた。逆境に強い
ステイゴールド産駒が反撃を期す。
提供:デイリースポーツ