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ラブリーデイがレコードV、鞍上ベリー「いい枠を生かして競馬ができた」/中山金杯

デイリースポーツ
  • 2015年01月05日(月) 12時00分
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 15回目の挑戦で念願の重賞タイトルを獲得。「第64回中山金杯・GIII」(芝2000m)は4日、中山11Rに17頭で争われ、4番人気のラブリーデイ(栗東・池江)が1分57秒8のコースレコードで勝利をつかんだ。道中は好位馬群の後ろめのポジション。勝負どころで1番人気ロゴタイプ(2着)の真後ろに忍び寄り、復活を期す皐月賞馬が抜け出したところに外から強襲。たたき合いからねじ伏せるように抜け出し、1馬身1/4差をつけてゴールに飛び込んだ。さらに3/4馬身差の3着には内めから脚を伸ばした5番人気のデウスウルトが入った。

 もはや“正月の顔”と表現しても大げさではない。引き揚げてくる人馬に中山のスタンドの観客から声援が飛ぶ。「ベリーサンキュー!」。アイルランドから来た助っ人に導かれ、ラブリーデイが初タイトルを奪取。昨年のオーシャンブルーに続き“ベリー&池江厩舎”が初笑いだ。

 完璧なレース運びが光った。きっちり差し切る内容に、鞍上は「ロゴが外にいたから引っ張ってくれると思った。厩舎からは100%の状態と聞いていたんだ」と笑みを浮かべた。

 ベリーが正月を日本で過ごすのは3年連続。今回も昨年の大みそかに母国を発ち、機上で年を越した。中山金杯は13年から(2)(1)(1)着とオール連対。その手腕でファンにお年玉を提供している。「中山は内が有利。いい枠を生かして競馬ができた」。自分の庭と化した舞台で今年も輝いた。

「予想外。あんな時計で走るとは」と、快走に目を丸くしたのはオーナーの金子真人氏だ。レコードVは、今年の飛躍を大いに期待させる。ベリーの好騎乗も手伝い、重賞2着3回の“善戦マン”から脱却。ひと皮むけた5歳馬が芝の中距離路線を盛り上げていく。

提供:デイリースポーツ

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