ホッコータルマエが、28日に行われた
川崎記念(JpnI、ダート2100m)を勝利し、GI・JpnI勝利数で歴代3位タイとなる8勝目を挙げた(9勝は
ヴァーミリアン、
エスポワールシチー)。
鞍上の
幸英明騎手は「本当に嬉しいです。今日は負けられない気持ちでした」と冷静な表情の奥に喜びを見せた。
道中の位置取りはいつもより後ろめに感じられたが「スタートは普通に良くて、行こうと思えば行けましたが、考えてあのポジションをとりました。最初のコーナーでごちゃついて、馬が怒る場面もありましたが、その後はずっと手応えも良かったです」(幸騎手)
見守った西浦勝一調教師も「直線を向いたらこの馬の強さでしたね。ああいう形になれば絶対に負けません。GI最多勝記録の9勝を抜きたいですね」と強さの先を見据えた。
気になるのは、2014年
JRA最優秀ダートホースの今後の道のりだ。
「次走については、馬の状態を見てから決めたいと思います。しかし、ドバイは去年からの最大目標ですので、ドバイには行きます。一番いい状態でドバイに向かえるよう考えていきたいですね。鍛えてもっともっと強いタルマエをドバイでお見せして、今日のように口取り写真を撮ることができればいいなと思います」(西浦師)
今年の
ドバイWCの馬場がタペタからダートへ変わることも、タルマエに味方をするはずだ。幸騎手も「ドバイは去年以上に楽しみです。去年は期待して行って、ちょっと結果が出ず申し訳なかったですが、今年もタルマエと一緒にダート界を盛り上げたいです」と世界への挑戦に胸を躍らせた。
一方、2番人気ながら4着だった地方馬
ハッピースプリントの今後にも注目だ。
管理する
森下淳平調教師はレースを振り返り「4コーナーで包まれながらも4着と力を見せてくれました。マイルか1800mくらいがベストかもしれませんね。フェブラリーSを視野に、オーナーと相談したいと思います」とプランを明かした。出走が実現すれば、1999年
メイセイオペラ以来の地方馬勝利が期待される。
(取材・写真:大恵陽子)