現地時間24日、米・ベルモントパーク競馬場で行われた
アローワンスレース(4歳上、芝6f、5頭)に、
サンデーサイレンス産駒キープザフェイス Keep The Faith(牡5、英・S.ビン・スルール厩舎)が出走。1分06秒82(良)の芝6f北米レコードで快勝した。同馬はJ.ヴェラスケス騎手を背に3番人気に推され、4番手から道中徐々に進出し、直線入り口で先頭に立つと1番人気
ガルチアプルーヴァル Gulch Approvalに2.1/2馬身差を付けた。
勝った
キープザフェイスは
父サンデーサイレンス、
母Duelling Girl(
その父Dayjur)という血統の豪国産馬。伯父に
プリンスオブウェールズS(英G2)などを勝ち、98年
ジャパンC(GI)で7着した
フェイスフルサン(
父Zilzal)がいる。豪州でのデビュー戦(芝1000m)を勝利で飾り、その後3連勝も達成。カンタ
ベリーギニーズ、前走ジョージライダーS(共に豪G1)に出走するが勝ち切れず、昨年4月にT.マカヴォイ厩舎から現厩舎へ移籍。今回は約1年3ヶ月ぶりのレース、米国では初のレースだった。通算成績10戦5勝。
これまでの芝6fの北米レコードは90年に
ハリウッドパーク競馬場で
アンサードゥ
Answer Doが記録した1分07秒00。同ベルモントパーク競馬場レコードは92年にマスタークラス
Masterclassが記録した1分07秒31だった。ちなみに、日本レコードは99年小倉の
北九州短距離S(OP)で
アグネスワールドが叩き出した1分06秒5(良)。