ハープスターは栗東CWで単走。直線では反応良くしまいを伸ばし、6F82秒5-38秒2-12秒4をマークした。「先週、しっかりと負荷をかけているからな。今週はこのぐらいでええ」と松田博師は穏やかな表情で合格点を与えた。
反撃態勢は整った。前走の
ジャパンCは4角で故障馬を避けるため、外に切り替える不利に見舞われての5着。決して力負けではない。「体が大きくなったし、しっかりとしてきた。思ったように調整できている」と指揮官。今春のドバイ遠征(シーマクラシック)に向けて、ここで弾みをつけたいところだ。
実力は間違いなくトップ級。それだけにGIタイトルが
桜花賞のみというのは寂しい限りだが、名伯楽は豪快に笑い飛ばす。「無事に走っていれば、GIなんか勝手に獲ってくるって。モノが違うんやから」。さらなる飛躍に期待が集まる一年。まずは始動戦できっちりと結果を出し、快進撃の足掛かりとする。
提供:デイリースポーツ