中山11Rの
中山記念(4歳以上GII・芝1800m)は、3番人気
ヌーヴォレコルト(
岩田康誠騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分50秒3。クビ差の2着に2番人気
ロゴタイプが、1馬身半差の3着に4番人気
ステファノスがそれぞれ入線。
ヌーヴォレコルトは美浦・
斎藤誠厩舎の4歳牝馬で、
父ハーツクライ、
母オメガスピリット(母の
父スピニングワールド)。通算成績は10戦5勝となった。
レース後のコメント
1着
ヌーヴォレコルト(
岩田康誠騎手)
「直線、外に進路がなかったので、イチかバチか、最内を狙いました。この馬自身、立ち回りがうまいですし、去年よりも
パワーアップしています。今後もがんばってもらいたいと思います」
(
斎藤誠調教師)
「休み明けでも落ち着いていて、仕上がりはよかったです。スッといい位置がとれましたし、道中もいい感じでした。4コーナーでタイトになり、強引な進路取りになりましたが、あそこに入っていけるんですから、この馬はすごいですね。
皐月賞馬2頭に対して、強い勝ち方でした。去年の秋は人気を背負って勝ちに行き、少しだけ負けましたが、力はあると思っていましたから、それを証明できてよかったです。雨は気になりましたが、力強く走れましたし、本当に頭が下がります。このあとは
ヴィクトリアマイルから
宝塚記念に向かいます」
2着
ロゴタイプ(C.デムーロ騎手)
「好位で引っかからずにスムーズな競馬ができました。直線でもしっかりと伸びています。しかし、勝った馬が強かったです。今日は惜しい競馬でした」
3着
ステファノス(A.シュタルケ騎手)
「大外枠は思惑と違いましたが、この馬場は気にしていませんでした。道中は
イスラボニータをマークしていましたが、
イスラボニータが4コーナーから動いてくれなかったので、早くエンジンをかけたいと思っていただけに、仕掛けがワンテンポ遅れてしまいました。
イスラボニータがもっとビュッと行ってくれたら、さらに上の着順だったかもしれません。しかし、将来性を感じました」
4着
マイネルフロスト(
松岡正海騎手)
「やれる手応えはありましたし、勝ったと思いました。しかし、4コーナーで内から他の馬に寄られて、この馬の競馬ができませんでした」
5着
イスラボニータ(
蛯名正義騎手)
「あまりこの馬場が得意ではないのかもしれません。これだけの馬ですから、まだビシビシと仕上げておらず、徐々に仕上げていこうという形だったと思います。こういう馬場は初めてだったので仕方ありません。そんなに負けているわけでもありませんからね」
6着
タガノグランパ(
菱田裕二騎手)
「ゲートも出ましたし、勝った馬と同じ位置につけられました。馬自身も成長しています。欲をいえば良馬場でやりたかったです」
7着
トラストワン(
和田竜二騎手)
「雰囲気はよかったですし、動けていました。いい馬になっています。しかし、道悪はよくありません。良馬場だったらと思います」
8着
ナカヤマナイト(
柴田善臣騎手)
「雰囲気がよかったので、いいかなと思いました。しかし、まだ本来の調子ではありません」
9着
ヒラボクディープ(
大野拓弥騎手)
「4コーナーまではよかったです。最後は馬場を気にしていました。前走よりもよくなっています」
10着
ゼンノルジェロ(熊沢重文騎手)
「ゲートの中でうるさかったです。もっと前に行きたかったのですが、思ったようにいきませんでした。それが大きかったです」
ラジオNIKKEI