3月26日(木)に
名古屋競馬場で行われる
名古屋大賞典(JpnIII・ダ1900m)に、美浦から
朝日杯FS(GI)に優勝し、昨年
レパードS(GIII・1着)後に骨折して休養していた
アジアエクスプレス(牡4・美浦・
手塚貴久)と、オープン特別の
総武Sに勝って勢いに乗る
フィールザスマート(牡4・美浦・
新開幸一)が出走する。
アジアエクスプレスについて、手塚調教師。
「およそ1か月半前に帰厩しました。体重も増えていて、感じもすごく良いですよ。体重が増えていても太目感はなく、成長分です。ここまで調教の本数も重ねてきて、息もできています。あとは日曜日にサラッとやる予定です。久し振りになりますが、状態は本当に良いですね。中央の中でもコーナーのきつい新潟コースも経験していますし、小回りコースも心配はしていません。
ユニコーンS(GIII・12着)で負けているように、揉まれるとまだ不安があるので、復帰戦はゴチャつきそうな中山の
マーチS(GIII)ではなく、ここを選択しました。ゲート内でソワソワするところがありますけど、練習を見る限り、大丈夫でしょう。美浦からは勢いのある
フィールザスマートが出てきますが、この馬の能力も高いですからね。名古屋のファンの方にも、GI馬を是非見て頂きたいと思っています」
フィールザスマートについて、新開調教師。
「前走はスッと良い位置につけられました。ペースが遅くて引っ掛かりましたが、それでも最後ひと伸びできましたし、地力がついてきましたね。前走後も順調に来ています。長距離輸送の競馬が初めてなのでそのあたりはどうかわかりませんが、最近はオープン馬らしい雰囲気になってきましたし、子供っぽさも抜けてきましたので、こなしてほしいですね。ここまで間を開けて使いながら、うまく力をつけてきてくれました。レースの幅も広がり、競馬っぷりにも力強さが出てきましたので、どんなレースをしてくれるのか楽しみです。最終追い切りは日曜日の予定です」
(取材・写真:佐々木祥恵)