現地時間28日、ドバイ・メイダン競馬場で行われたUAEダービーに出走した日本馬3頭は
ゴールデンバローズ(牡3、
堀宣行厩舎)が3着、
タップザット(牡3、
池江泰寿厩舎)が5着、
ディアドムス(牡3、高橋裕厩舎)が8着に終わりました。各陣営のコメントは以下の通りです。
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ゴールデンバローズに騎乗していたR.ムーア騎手
「ペースは遅かったですが、外からのプレッシャーがきつかったです。そのプレッシャーのためかかってしまい楽にレースを進めることができませんでした。1900mは少し長かったですね。多分1600mが彼のベストの距離ではないでしょうか」
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タップザットを管理する池江調教師
「ダートの粒子が細かくキック
バックが多いので、日本の馬は嫌がると聞いていたので前に行く作戦でした。
ヒヤシンスSのときのようにスタートであおってダメかと思ったんですが、すぐに立て直して前に行けたのは、さすがモレイラ騎手の腕だと思いました。外から
サーフィーバーに早めに来られて、道中はプレッシャーがきつすぎました。距離は持つと思います。馬がまだ未熟で、成長すればまだ強くなるとモレイラ騎手が話していました。馬場に対しては、どんな蹄鉄が合うのか現地の人も試行錯誤しているようです」
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タップザットに騎乗していたJ.モレイラ騎手
「レース中ずっと外の馬からプレッシャーをかけられてしまった。それが原因でラスト1ハロンではもう手応えがなかった。これからまだ成長してくれるでしょうが、今日はよく頑張ってくれていたと思います」
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ディアドムスに騎乗していた
三浦皇成騎手「ゲートも決まって予想通りのいいポジションをとれました。1コーナーで他の馬にぶつけられるアク
シデントがあったけど、リズムをとりながら乗れました。前哨戦を見て前に行きましたが、あまりきつくない普通のペースでした。ただ、もう一列うしろで競馬をしたい馬なので、厳しい競馬だったのかなと思います。日本の馬場とはフットワークも違っていました。馬が雰囲気に飲まれていたこともあったので、そういう影響もあったと思います」
(取材:斎藤 修)