1000万特別、1600万特別を連勝中の
モーリスが美浦Wで素軽い動きを披露し、好調ぶりをアピールした。
条件戦を連勝した前2走と同様、当週は4Fからの追い切り。僚馬
マローブルー(4歳500万下)を2馬身追走し、馬なりのまま4角へ。残り1Fでぴったりと馬体を並べ、最後は併入でフィニッシュ。4F54秒8-40秒2-12秒7をマークした。
橋本助手は「半マイルからさらっとやったが、しまいの伸びは鋭かった」とイメージ通りの動きに顔をほころばせる。
これまで重賞には4度挑戦し(6)(5)(4)(7)着。まだタイトルを手にしていない。ポイントとなるのはゲートだろう。前2走ともに勝つには勝ったが、スタートで出遅れている。前走は4角最後方からメンバー最速の上がり3F33秒8を駆使して、鮮やかな追い込みを決めた。重賞挑戦となる今回は「ゲートをしっかりと出て、流れに乗った競馬ができれば」と願う。
父スクリーンヒーローは4歳時に急成長し、
ジャパンCを制した。陣営の期待は大きい。「能力は高い馬。ここでも楽しみ」と手応えを口にする。3連勝で初タイトルを奪取し、飛躍の足掛かりとする。
提供:デイリースポーツ