9日、
ハープスターは
ヴィクトリアマイルに照準を合わせていることが明らかになった。鞍上は再び川田騎手を予定している。
「ゲートから出していくとハミを取らないようだ。ポジションをとりにいくような競馬はあまり合わないのだろう。だからといって極端に後ろからいくこともない。ゲートを出たあとは馬なりで行かせ、その流れで気分よく走らせた上で自然と前につけられれば、それがいいだろう」と松田博師。最近は少し
ワガママになっているという
ハープスター。ゆえに、道中は馬の気持ちを汲む作戦に出るようだ。
マイル戦は
桜花賞以来だが、「マイルから2400までこなせる馬だから問題ない」と指揮官。3月31日に帰国後、三木ホースランドパークでの輸入検疫のあと、今月6日にノーザン
ファームしがらきへ移動。3週間の着地検疫を終えた後、栗東トレセンに戻る見込みだ。
また、
アザレア賞を勝った
レーヴミストラルも川田騎手騎乗で
青葉賞に挑むことになった。
青葉賞で2着までに入るとダービーへの優先出走権が与えられる。松田博師は「レース後も順調。この馬は来年になったら、もっとよくなるだろう」と愛馬の将来性の高さを語る。しかし、松田博師は来年2月で定年を迎えるため、
レーヴミストラルと"来年"一緒に過ごすことはできない。「まぁ、それは仕方ないさ。この春は(
青葉賞で)権利をとってダービーにつなげたい」と笑顔をみせた。(取材・写真:花岡貴子)