瞬発力が光った。中山9R・
山藤賞(芝2000m)は2番人気の
バゴ産駒ミュゼゴースト(美浦・大江原)が最内から鋭く抜け出してV。オープン入りを決めた。道中は後方3番手の位置取り。3、4角で内からうなるような手応えで追い上げると、直線でもインにこだわった競馬。内ラチ1頭分のスペースを突いて鮮やかに抜け出した。勝ちタイムは1分59秒7。1馬身差の2着は先行した3番人気の
キングカラカウア、さらに1馬身1/4差の3着には末脚勝負にかけた7番人気の
ディアコンチェルト。1番人気の
ウイングチップは好位のまま4着に終わった。
柴田善は「いつでも動ける感じだったし、直線は内からうまく抜け出してくれた。競馬が上手だね」とレースぶりを評価。
白百合S(5月30日・京都、芝1800m)を視野に調整される。
提供:デイリースポーツ