池江厩舎の勢いが止まらない。
ミッキークイーンで
オークス優勝、
サトノラーゼンでダービー2着、
ラブリーデイで
鳴尾記念優勝と3週連続で重賞競走に連対中だ。今週は
エプソムCに
サトノアラジンが出走する。
モンゴル大統領賞ではかつて見せていた詰めが甘い印象を払しょくする鋭い末脚を見せた。
「背中など弱かった部分がしっかりしてきましたし、精神面でも大人になりました。でも、まだトモなどもっと成長が見込める部分もある。今もまだ本格化の途中ですね」と担当の山元助手。
距離も長距離よりも、マイルから2000mくらいのほうが走りやすそうだ。
「
菊花賞も能力だけで6着にきたように思います」
2戦続けての東京遠征になるが、陣営はまったく気にしていない。
「中山であれだけ切れる脚を使えた馬。直線の長い東京は歓迎です」
これまでの勝ち星は新馬戦の新潟、茶臼山高原特別(500万下)の中京、
九州スポーツ杯(1000万下)の小倉、春興S(1600万下)の中山、そしてモンゴル大統領賞(オープン)の東京とすべて違う競馬場であげている。
「輸送はまったく心配ないですし、右・左まわりも関係ない」
強いて言うなら、気になるのは馬場状態だという。
「道悪はこなせますが、プラスではない。雨は降らないで欲しいですね」(取材・写真:花岡貴子)