ラジオNIKKEI賞(GIII・芝1800m)に向けて、今日(7/2)最終追い切りを行った
レアリスタ(牡3)と
キャンベルジュニア(牡3)の
堀宣行厩舎注目の2頭について、橋本篤典調教助手に話を聞いた。
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レアリスタの前走(500万下)は道中だいぶ掛かっていましたが、何とか我慢して終いもしっかり脚を使ってくれました。終いに差を詰められたのは道中掛かった分でしょうし、力は出せたと思います。デビューが5月と遅くこれまで2回使ってきましたが、特に前走後は馬が硬くなってしまいました。当初はここを使えるのかなと思いましたが、想像以上に回復が早く、中間も平行線で来ています。北海道にいた頃から少し食が細いところがあり、入厩してからも攻めが軽い時は良いのですが、少し攻め始めると食が細くなってきます。この中間も飼い葉食いが細くなりました。
前走はデビュー戦からマイナス10キロと体重が減っていましたが、今回減った分はまだ戻せてはいません。ただ2走とも競馬場での体重がトレセンでの体重より4キロほどしか減っていませんので、福島への輸送と向こうで初めて1泊することで
テンション上がったり、飼い葉を全く食べなくなるということがない限りは、大幅減は避けられるのではないかと思います。レース間隔が詰まっていますので、先週坂路で15-15くらいをやって、今週はウッドチップコースでサラッと追い切りました。十分平行線で行けると思っていますし、態勢は整っています。右回りも気になりません」
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キャンベルジュニアは、遅生まれでデビューも遅くなりましたけど、使ってからも順調ですし、大型馬なので飼い葉食いにも問題ありません。ただ大型馬特有の暑さに弱い面があるので、このまま涼しめの気候でいってほしいです。それほど間隔が開いていませんし、先週サラッとやって十分仕上がっていますので、今週もサラッと追い切りました。レース振りに関しては、初戦と比べると前走の
夏木立賞(3歳500万下・1着)は、少し良くなっていましたね。それでも仕掛けてから反応がやや鈍く、もう少しスパッと切れても良いのかなとも思います。
馬体と調教の動きを見ても、もっと良い競馬をしてくれるというイメージがあるのですが、遅生まれのわりには頑張ってくれていますし、その分伸びしろがあるととらえています。ただ今回は、ハンデが1キロ見込まれたように感じます。母が短距離で活躍した馬ですが、この馬自身、もっと馬体がパンとしてきて瞬時にトップスピードに入れられるようになれば短い距離にも対応できると思いますけど、まだ成長過程で馬体にゆるさが残っていますし、現状ではゆったり走らせて競馬を覚えさせるのが先だと思っています」(取材・写真:佐々木祥恵)