日刊競馬地方版デスク・吉川彰彦が南関東の重賞レースを展望&回顧します
吉川彰彦
4月13日、浦和「桜花賞」。10番人気ミライが大殊勲の逃げ切りだった。花散らしの冷たい雨。脚抜きのよい典型的な高速馬場になり、それがミライの潜在能力を100%引き出した。「一歩でも...
4月6日、大井「マイルグランプリ」。ナイキアディライトが別格の強さで勝った。出馬確定時は逃げ争いがやや微妙と思えたが、気になるベルモントソレイユが出走を取り消し、唯一の同型エビスフ...
春が遅れている。時は4月、しかし最高気温が容易に15℃まで達せず、しかも朝夕は北風がどうにも冷たい。コートの襟を立て、首にはマフラーのナイター観戦。ただこうなると先延ばしの楽しみも...
3月23日、大井「京浜盃」。シーチャリオットが予想以上、期待以上の強さをみせた。夕刻から雨脚が強まり、泥田と化した不良馬場。トウケイファイヤーが掛かり気味にハナを切り、以下ビービー...
今週の大井競馬は早くもトゥインクル開催。3月のナイターは正直夜風が相当冷たい。4月前の大井ナイターは初めてのこと(川崎は一昨年から実施)。売り上げの長期低迷、年度末ゆえの挽回策。何...
3月9日大井「東京シティ盃」は、ブルーローレンスの鮮やかな差し切りだった。ハタノアドニス、エビスファイターの先行で、3F35秒5〜4F47秒5。短距離にしては意外なほど緩い流れだっ...
3月2日、浦和・しらさぎ賞。ナイトスクールが完璧な逃げ切りで重賞連覇を果たした。言うところのロケットスタート。ゲートを出た一瞬で2馬身ほどもリードをつけ、そのままグイグイと加速する...
2月23日、船橋・報知グランプリCは、鮮やかな“復活劇”が演じられた。ただし、その主役は、4歳牡馬ベルモントストームではなく、7歳牝馬ジーナフォンテン。船橋に再転入して4戦目。久々...
今さらの話だが、競走馬の評価とは、時の経過、そしてレースが終わるたびに刻々変わる。だから、「その馬の1年後」を予測するのは、困難というより不可能に近い。故障、休養などがあればもちろ...
2月9日、川崎「エンプレス杯」は大波乱だった。いや、戦歴の比較からは想像できる範囲なのだが、現実に馬複1万1千円台、馬単4万4千円台。1、2着した2頭が、結果的に不当に人気を下げて...
2月2日、大井「金盃」。ブラウンシャトレーが文字通りの横綱相撲で完勝した。内枠から好スタートのベルモントストームが先手をとり、以下、コアレスハンター、サクラハーン、ブラウンシャトレ...
1月26日「川崎記念」。タイムパラドックスが力強い末脚で競り勝ち、JCダート馬の貫禄を示した。道中中団の外め。川崎・2100mらしいスローだったが(1000m通過が62秒5)、そこ...
1月26日「川崎記念」。登録のあったアジュディミツオーは、国内戦を使わずドバイ直行。2月中旬には現地入り、万全を期すという。昨年レコード勝ちエスプリシーズは、いったんカムバックした...
1月12日浦和「ニューイヤーC」は、ナイトスクールが圧倒的な強さをみせた。1000m通過63秒4のスローを3番手でスムーズな折り合い。3コーナー手前、軽く仕掛けて先頭に立つと、直線...
日程上、やや古い話になってしまったが、12月29日大井「東京大賞典」のこと。早朝から大粒の雪が舞い降り、気温3℃。凍えるような北風の中、アジュディミツオーが完璧に逃げ切った。1〜2...
いよいよ04年総決算のときを迎えた。およそ2年、ダート王の名を欲しいままにしたアドマイヤドンが新境地を求め有馬記念にチャレンジ(7着)。しかし駒落ちどころか、むしろより以上の好カー...
12月20〜24日の川崎競馬は“プチナイター”と銘打たれ、連日およそ1時間繰り下げて行なわれる。最終レース発走17時10分、どうということもないのだが、まあそこはXマスシーズン。川...
クイーン賞(12月15日船橋3歳上牝馬別定交流G31800m)◎ジーナフォンテン(56・張田)○プルザトリガー(54・内田博)▲グラッブユアハート(55・安藤勝)△レマーズガール(...
12月1日、「浦和記念」。唯一の3歳馬モエレトレジャーが楽々と逃げ切った。素晴らしいスタート。ゲートが開いたほんの一瞬で2馬身ほどもリードを奪い、そのままマイペースに持ち込んでいく...
「浦和記念」の時季がきて、毎年思い出すのはやはりホクトベガのことである。平成8年12月4日。彼女は“最終巡業”の地を浦和に選び、近隣ファンから熱烈な歓迎と拍手を受けた。南浦和駅、競...
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