日刊競馬編集長でお馴染みの柏木集保が、先週の重賞レースを独特の視点で回顧します
柏木集保
女性騎手としては史上初のJRA平地G1制覇土曜の深夜から未明にかけて「シンエンペラー、アスコリピチェーノ、ビザンチンドリーム」が勝ち、メインのサウジCを「フォーエバーヤング」が逆転...
血統面からも成長力に不安なし近年の皐月賞を展望するうえで最も重要な路線重賞「共同通信杯」。2013年のメイケイペガスターと並ぶレースレコードタイの1分46秒0で快勝したのは、1番人...
定年を迎える河内洋調教師と掴んだ勝利波乱の多い「東京新聞杯」を鮮やかに差し切ったのは3番人気の4歳牡馬ウォーターリヒト(父ドレフォン)だった。ウォーターリヒトは今後さらに大きな活躍...
東京ダートでは5戦5勝に大きく明暗を分けたのは「東京コース」に対する適性と、稍重で「少々時計の速いレース」に対する適性の差だった。快勝した5歳コスタノヴァ(父ロードカナロア)は、こ...
正攻法の競馬をテーマに計算通りの差し切り近年は目標のビッグレースに向けて慎重なスケジュールを組む陣営が多くなった結果、厳寒期の「AJCC」に出走する4歳馬は少ない。まして前年の日本...
厳しいペースを経験した人気馬の巻き返しに期待クラシックにつながる重賞として評価が高まり、今年は関西馬が9頭も参戦した注目の一戦。ところが、第一回1967年の京成杯から、今回初めて3...
期待膨らむエピファネイア産駒2番人気のエリカエクスプレス(父エピファネイア)の圧勝だった。それも1600m1分32秒8(レースの前後半45秒5-47秒3)の圧倒的なレースレコードで...
レコードに迫る好時計決着各馬のパフォーマンスの評価は近年、中山金杯2000mが前半から息の入りにくいハイペースになることはなく、例年は前半1000m通過60秒台が標準。速くても59...
コントレイル、ダノンザキッドに続く王道ローテ最終的に単勝180円の1番人気に支持されたクロワデュノール(父キタサンブラック)には、小さな死角があった。体調面の不安があって前走の「東...
1着から11着まで「0秒8」差の大接戦断然の主役になるはずだったドウデュース(父ハーツクライ)の急な取り消しで混戦をささやかれた今年の「有馬記念」は、予測された以上の大接戦だった。...
展開が向かなかったグループは再評価が必要朝日杯FSが関西圏に移って今年で11回目。今年のレース全体の流れは「前半48秒0-(1000m通過60秒4)-後半46秒1(上がり33秒7)...
1600m以上で好成績の馬が上位を独占京都で行われた今年は、開催が連続し外差しの効く少々タフな芝コンディションで行われたため、前後半バランス「46秒5-46秒9」=1分33秒4。マ...
種牡馬としての可能性に期待連覇を狙った6歳レモンポップ(父LemonDropKidレモンドロップキッド)が、昨年のレースを再現したかのような見事な逃げ切りで「チャンピオンC」2連勝...
上がりタイムはメンバー最速の“32秒7”欧州のGI馬が3頭も参戦した今年の「ジャパンC」。伏兵が行くにしても、近年、時おり生じるスローな流れになることが推測された。しかし、本来の形...
若手騎手の活躍に広がる未来単勝4番人気のソウルラッシュ(父ルーラーシップ)が、GIマイルCS三度目の挑戦(22年4着、23年2着、24年1着)で念願の頂点に立った。三度目の挑戦で勝...
C.デムーロ騎手のエスコートで完勝3歳時に秋華賞快勝のあと、再三の馬体調整の放牧と、4歳春からは脚部不安の10カ月半に及ぶ長期休養をはさみながら、6連敗もしていた5歳スタニングロー...
8歳馬のレース制覇は39年ぶり2500mのレース全体の流れの前後半は「1分11秒5-(5秒8)-1分11秒7」=2分29秒0。長距離戦ではめったに出現しない、少しもバランスを失わな...
上がり3ハロンはハイレベルのスプリンター並みにわかには信じがたい爆発力で、5歳ドウデュース(父ハーツクライ)が東京2000mの天皇賞(秋)を差し切った。予測されたように前半はスロー...
展開向かずのダノンデサイルも今後に期待またまたC.ルメール騎手の絶妙な騎乗が決まった。秋の中央開催が始まって7週間。チェルヴィニアのGI秋華賞、そしてアーバンシック(父スワーヴリチ...
オークスからの直行馬が最近7年間に6勝伏兵セキトバイーストが飛ばして先導したレース全体の前後半1000mは、「57秒1-60秒0」=1分57秒1。極端な前傾バランスになった。ただし...
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