日本ダービーの実況を16年間担当した長岡一也が競馬と人生観を語る
長岡一也
今まで以上に混沌とする戦い今から4年前、サウジアラビアに世界最高額賞金のサウジCが創設されてから、国内のダート戦線に明らかな変化が見られるようになった。以前からあったドバイワールド...
人気馬の苦戦が目立つ?春の牡馬クラシックに向けて注目度の高い共同通信杯だが、一番人気が苦戦することで知られている。スタートして直ぐに向正面の長い直線に入ることで、だいたいがペースが...
タフな冬の重賞を制するのは4年ぶりに京都に戻ったきさらぎ賞は、途中でペースが落ち着き、後半の決め手勝負になりやすい。この10年のうち京都であった7年を見ると、上がり3F最速馬の勝利...
勝負の分かれ道は最後の脚の使い方根岸SからフェブラリーSへとステップアップした昨年のレモンポップは、南部杯、チャンピオンズCと勝ち続け最優秀ダートホースにまで上りつめたが、一方でウ...
牝馬や高齢馬にも魅力十分今年のAJCCは面白い顔ぶれになった。時折、年季の入った年長馬が好走することがあるが、今年は8歳馬が3頭もいて、しかも注目を集めている。さらに、これまで全く...
近年のレースから見えてくる顕著な傾向京成杯に日経新春杯、どちらも年が明けて新たな戦いが始まったことを実感させる。それぞれのレースの持つ意味を考えると、かなり切迫したものを感じるし、...
東西の金杯で思い出す馬は新春競馬は、新たな気分のまま浮き立つ思いで迎えることが多い。東西の金杯でこの一年を占うようなこともしたことがあったが、今では、そういう大それたことではなく、...
最強に迫った2頭の存在年の納めの大一番、ずらりGI馬が顔を揃え、その中には今年のダービーや皐月賞を勝った3歳馬もいる。また、ここが引退レースと決めているGI馬もいて、実に多彩な顔ぶ...
過去にはキャリア1戦から制した馬も朝日杯FSが阪神で行われるようになって今年で10年目、外回りの1600米はスピードだけでは乗り切れないタフなコースだけに、これまで逃げ切った馬は出...
思わぬ伏兵が上位に来ることも世代屈指の決め手と言われたリバティアイランドが持てる力を出し切って勝利してから一年がたった。阪神JFは、勝ちタイムが1分33秒台は当り前で、条件が整えば...
決め手を武器にひと暴れというシーンも確たる軸馬を見つけにくいチャンピオンズカップだが、それだけハイレベルなメンバーが揃ったと言っていい。一昨年の覇者で3年連続出走のテーオーケインズ...
プラス材料ばかりで期待が大きくなっていく日を追うごとに、世界NO.1王者の行進は止まらないの思いは強くなるばかりだ。GI出走機会5連勝中でも、イクイノックスの前走天皇賞(秋)の激走...
3歳馬は古馬より斤量差が有利に働くことも重要今年は、セリフォスの連覇がかかるマイルCSだが、多士済々の顔ぶれで一筋縄ではいきそうもない。3歳で勝ったセリフォスは、それまで全7戦全て...
目を引くのは母に因縁持つ2頭の物語連覇を狙うジェラルディーナはじめ、多くが京都は初めて。4年ぶりに通常通りの京都外回り2200米に戻ったエリザベス女王杯は、見所満載のメンバー構成と...
傾向がこの5年で変化長距離重賞として、時折その存在を際立たせるアルゼンチン共和国杯だが、2008年に勝ったスクリーンヒーローがジャパンC馬となり、その産駒ゴールドアクターがここを勝...
一強に待ったを掛ける存在は?4歳の秋を迎えたイクイノックスは、これまで8戦6勝2着2回、そのうちGIを国内外で4勝しており、2着2回も皐月賞と日本ダービーなので、3歳、4歳の全6戦...
近年は夏の上がり馬の台頭も目立つ菊花賞に皐月賞馬とダービー馬が揃って参戦した例は、これまで16回あったが、皐月賞馬が5勝、ダービー馬が1勝となっている。全体を見ても、皐月賞馬の16...
独壇場しか見えてこない今年の秋華賞は、リバティアイランドの史上7頭目牝馬3冠制覇成るかが全てと言っていい。どこを見ても、地力断然を強調する文字ばかりだが、今世紀に入って3冠牝馬にな...
出走各馬の立場を考えなくしてレース検討はできない秋のタイトルを視野にその前哨戦が始まった。毎日王冠も京都大賞典も、ここで確かな手応えをつかむワンステップだが、それぞれの事情がからみ...
一番分かりやすいのは斤量悲願のGI制覇へと準備を続けてきた成果が問われるとき。秋の第一弾スプリンターズSは、年度のスプリント部門のチャンピオンを決める一戦にもなっている。この2年の...
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